普段から「コスメは似合うかどうか」で
選ぶ方が多いと思います。
でも私は、それと同じくらい 「こうなりたい」「こう在りたい」で選ぶという視点も
大切にしています。
私が所属しているコミュニティのKさんが
こんな悩みをもっていました。
「男性的な思考が強く、他人に対して強く出てしまうことがある。それもあって行政のお堅めな仕事柄、仕事をする関係の方と良い関係を築くのが難しい。もっと女性らしく、にこやかに接することができれば上手くいくのだろうか」
そのコミュニティのエニアグラム(人間の思考や行動パターンといった行動特性)先生曰く、
女性らしさとは可愛いお姫様みたいな女の子を
イメージしているかもしれないが、手のひらで
転がす女王様のような女性らしさもある。
そのイメージががKさんにはあっていると
お話しされていました。(本当はもっと深いのですがここでは端的なイメージでお伝えしますね)
私は、コスメは顔の造形を整えるだけでない、
内面に強さや覚悟をも与えてくれると思っています。
デートの時は、涙袋をぷっくりさせるラメを使って、自信をもって笑えるようになったり。
涙が出そうな時は、今日はCHANELの
アイシャドウだから崩すわけにはいかないと
自分を奮い立たせたり。
そんな力をKさんにも伝えたいと思い、女王様のような気分になれるトムフォードの新作リップ、現代を生きる“美しき異端者”たちのためにデザインされた「“FUCKING ファビュラス” – 名前がすべてを物語る前衛的リップ」をご紹介しました。
Kさんはブルベ夏・ソフトエレガントタイプなので、タイプ名だけ見ると穏やかで柔らかく優しい色や質感が似合うタイプです。(タイプ的に得意なのはコスメデコルテとかルナソルとか。)
でも今のKさんに力を与えてくれるのは
タイプ名だけに当てはめたリップじゃない。
普段のイメコンでもお客様にそう感じることはありますが、オンラインのみで実際に会ったことのないKさんにも感じました。
すると

ここまで喜んでくださいました。
メイクって、社会人になるとマナーとして求められることだし、もしかしたら煩わしく、めんどくさく感じている人もいるかもしれない。
似合うものを身につけていたら垢抜けられるとか、認められるって思うかもしれない。
似合うものはもちろん、ご自身を素敵に見せてくれますが、自分の今の気持ちやなりたい、在りたい姿からコスメを選んでみるということも、自己表現や自己肯定感に強く関わってきます。
コスメは顔の造形を美しく見せる手段だけど、
自分の心を美しく、強く保つための手段でもある。
昭和の時代は女性は家にいて守られているのが
大半だったけれど、今はより強く生きていかないといけないから。
私はふわふわした女の子〜という感じに見てもらえることが多いけど、内面にしっかり芯を通し、強く生きていけるフェミニンさを武器にした
令和版フェミニンを提案していきたいと思っています。
(多分私のお客様は私のふわふわ系は見かけだけなのに気づいてくださっているはず笑)
社会に出た時、ご自身の見えない武器となるのが
コスメやメイク、イメコンで得る自己肯定感となるように。
そう願っていつもご提案、メイクレッスンしています。

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